【四字熟語】①温故知新
①温故知新
◎意味
「温故知新」は、訓読みで「故きを温ねて新しきを知る(ふるきをたずねてあたらしきをしる)」と訓みます。
この「故きを温ねて」と訓む「温故」の「温」には「おさらいする、たずねる」、「故」は「古いものごと」といった意味があります。
そして、上記のことから推測できるように、温故知新は「昔のことを研究し、そこから新しい考え方や知識を得ること」を表す語となっています。
◎由来
この言葉は、孔子の弟子たちが孔子とその高弟の言葉や行いを記録したとされる文献「論語」の「為政」(いせい)という篇の一節に由来したものとされています。
「為政」の中で、孔子が人の師となるにふさわしい者の資格について述べた「温故而知新、可以為師矣」(昔のことを研究してそこから新しい道理を得ることができたなら、その人は氏として仰がれる資格がある)という言葉が由来であるとされています。
◎使い方・例文
「温故知新」の使い方を例文を使って見ていきます。
この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。
「これからも温故知新の心を忘れずに、新たなサービスの創造に励んで参ります」
「温故知新の精神を理念に~」
「温故知新の言葉にあるように、新しい創造にはまず古きを学ぶことに理があります」
「この作品は温故知新をテーマにして作成いたしました」
「温故知新を座右の銘に掲げ~」
「温故知新の精神で歴史や伝統から学んでいくことは大切だ」
「そのサービスは、まさに温故知新を体現している」